Cocteau Twins Fan Blog

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BBC Sessions

BBC Sessions

BBC Sessions

曲目

BBC Sessions

Disc 1

  1. Wax And Wane
  2. Garlands
  3. Alas Dies Laughing
  4. Fethers-Oar-Blades
  5. Hearsay Please
  6. Dear Heart
  7. Blind Dumb Deaf
  8. Hazel
  9. The Tinderbox(Of A Heart)
  10. Strange Fruit
  11. Hitherto
  12. From The Flagstones
  13. Suger Hiccup
  14. In Our Angelhood
  15. My Hue And Cry
  16. Musette And Drums

Disc 2

  1. Hitherto
  2. From The Flagstones
  3. Musette And Drums
  4. Pepper-Tree
  5. Beatrix
  6. Ivo
  7. Otteley
  8. Serpentskirt
  9. Golden-Vein
  10. Half-Gifts
  11. Seekers Who Are Lovers
  12. Calfskin Smack
  13. Fifty-Fifty Clown
  14. Violaine

解説

概要

1999年10月に発売された2枚組CDアルバム。

タイトルの通り、英国BBCのラジオ番組で放送されたCocteau Twinsの曲を収録したもの。レーベルはBella Union。

各トラックと司会/番組および放送日の関係は下記の通り(ジャケットにも記載)。

Disc Track 司会/番組 放送日時
1 #1-#4 John Peel 1982年7月15日
1 #5-#8 John Peel 1983年1月31日
1 #9-#12 John Peel 1983年10月4日
1 #13-#16 Kid Jensen 1983年10月10日
2 #1-#3 Saturday Night Live 1983年12月3日
2 #4-#7 John Peel 1984年9月5日
2 #8-#11 Marck Radcliffe 1996年3月12日
2 #12-#14 Robert Elms GLR 1996年10月10日

このうちDIsc 1の5番目から8番目の4曲は、英国盤および日本盤の"Garlands"のCDにJohn Peel Sessionとして収録されていたものと同じ。

ただし厳密には同じ音声データではない。全ての曲がこのCDのためにリマスターされている。当然このCDの方が音がいい。

1984年の番組まではおそらくアナログ録音であろうから、"Garlands"の付録以外はA-D変換自体が初ではないかという気もする。

BBC Sessionsの名前が示すように、すべての演奏が(スタジオでの)生演奏。John Peel Sessionではライブ録音を放送したという。また、Kid Jensenの番組以降は生放送で、特に1996年の放送分はリハーサルもなかたったという。

追記:オフィシャルサイトの注釈では1983年10月10日もJohtn Peelがパーソナリティということになっている。これは最近(といっても最終更新が2007年)書き加えられた情報なので、CD発売後の訂正情報の可能性があって、そうだとすると1996年の放送分だけが生放送、ほかは録音の可能性がある。ただ、Saturday Night Liveが生放送か録音かは情報がない。番組名からすると生放送かもしれない。

これはファンのメーリングリストにSimon Raymonde本人が投稿したメールからの情報。

Date: Fri, 22 Oct 1999 09:05:13
From: Simon Raymonde <略>
Subject: Re: Sessions: in studio, generally not "live"

actually both the Mark Radcliffe show songs and the Robert Elms Show
songs were completely live on air, no rehearsals, no 2nd take. The Peel
sessions are (or were) recorded 'as live' but didn't go out live.

訳してみると;

実際の所は、Mark RadcliffeとRobert Elmsの番組は、完全に生放送のライブでした。リハーサルなしで、録り直しもなし。Peel sessionsは「ライブ」で録音されています(ていました)。だけど、ライブ以外ではありません。

この情報によると、2枚目のCDの'Serpentskirt'から'Seekers Who Are Lovers'、'Calfskin Smack'から'Violaine'は通して演奏されたものだということになる。

ただし生演奏とはいえ、メンバーが3人(時期によっては2人)に限られているので、4人目(または3人目)のメンバーとしてテープが活躍している。アルバムとやけに似た音が入っているのはその部分が事前に用意されたものだから。Lizのヴォーカルも一部で録音が活用されている。

これまで得ている情報によると、サポートメンバーは放送に参加してはいないようだ。コンサートのようにドラムや第二、第三のギターの人が加わる、ということはなかったらしい。

番組の司会は、John Peelという人は特に有名だったらしい。1999年に出たロックレコード盤の"Garlands"のライナーで高村立子氏により「英BBCラジオの名物DJで、新進気鋭のバンドにいち早く目をつける鬼才DJでもある」と紹介されている。

ジャケットにはシールが貼ってあって、以下のように書かれている。

The complete BBC sessions 30 Track Double CD Set Includes 2 songs previously unreleased

未公開の2トラックとは、1枚目のCDに収録されている'Strange Fruit'と'My Hue And Cry'。

'Strange Fruit'はビリー・ホリデーの同名の曲のカバー。

'My Hue And Cry'は未発表のオリジナル曲。

Amazonを検索してみたらこのアルバムはどうやら絶版らしい。販売数は少なくないから中古の入手は難しくないと思う。

各曲紹介

'Strange Fruit'

Billie Holidayの同名の曲をカバーしたもの。オリジナルはこちら↓。

'My Hue And Cry'

ラジオ放送で初披露されたオリジナル曲で、アルバム収録はこれが唯一となる。ヴォーカルの入らないインスト曲。

時期的にLizとRobinの2人だけの頃なので、Robinがほとんど1人で仕上げた曲と考えられる。

ジャケットイメージ

このアルバムの装丁は2枚収録のデジパックで、それを筒状のカバーにスライドさせて収めるようになっている。

このジャケットイメージは外側のカバーの表面。左上の丸いシールははがせない。

全体に紙なので隅の方がちょっと痛んでいる。

カバーの裏面。収録曲と放送日等の番組データが分かる。

中のデジパックのジャケット。

デジパックの裏面。Bella Unionのマークがある。

Bella Unionの直販で買ったのでハガキをもらった。

なお、ジャケットのデザインはRussell Mills。

http://russellmills.com/russell_mills/albums/album-covers/cocteau-twins-bbc-sessions/

Stars And Topsoil

Stars & Topsoil: Collection 1982-1990

Stars & Topsoil: Collection 1982-1990

曲目

Stars And Topsoil

  1. Blind Dumb Deaf
  2. Sugar Hiccup
  3. My Love Paramour
  4. Pearly-Dewdrops' Drops
  5. Lorelei
  6. Pandora
  7. Aikea-Guinea
  8. Pink Orange Red
  9. Pale Clouded White
  10. Lazy Calm
  11. The Thinner The Air
  12. Orange Appled
  13. Cico Buff
  14. Carolyn's Fingers
  15. Fifty-Fifty Clown
  16. Iceblink Luck
  17. Heaven Or Las Vegas
  18. Watchlar

解説

概要

2000年10月16日に発表された、4AD時代の曲を集めたベスト盤。選曲はバンドのメンバー自身が行ったとのこと。また、デジタルデータはRobin Guthrieによってリマスターされている(オフィシャルサイトによると"Mastered by Robin Guthrie and Walter Coelho"とあるので、実は2人でリマスター作業を行ったようだ)。

Cocteau TwinsのCDは、入っている曲は確かに素晴らしいが、音質的にはいまひとつという印象をずっと抱いていたのだが、やはりCDのデジタルデータに落とし込むところで改善の余地があったようで、リマスター盤は音がかなりよくなっている。このベスト盤はリマスター盤発売の嚆矢で、その後数年の間にバンドのほとんどの作品のリマスター盤がリリースされている。

2000年代はそれで十分だと思ったが、2010年代も半ばになると、「ハイレゾ音源」などという言葉がささやかれるようになった。Cocteau Twinsの楽曲が96kHz、24bitとかで配信されたら嬉しいと思う。CDの16bitに対し24bitにするだけでもけっこう違う。これは将来に期待。

収録曲は18曲で、CDに収納できるギリギリ。順番は概ね時系列に沿っている。

現在は絶版だが、日本盤も2000年にロックレコードから販売された(RCCY-1101)。井上貴子氏のライナーがついている。

海外版なら新品がまだ入手できる。

各曲紹介

'Blind Dumb Deaf'

アルバム"Garlands"から。

'Sugar Hiccup'

アルバム"Head over Heels"から。

'My Love Paramour'

アルバム"Head over Heels"から。

'Pearly-Dewdrops' Drops'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")から。

'Lorelei'

アルバム"Treasure"から。

'Pandora'

アルバム"Treasure"から。

'Aikea-Guinea'

EPの"Aikea-Guinea"から。

'Pink Orange Red'

EPの"Tiny Dynamine"から。

'Pale Clouded White'

EPの"Echoes in a Shallow Bay"から。

'Lazy Calm'

アルバム"Victorialand"から。

'The Thinner The Air'

アルバム"Victorialand"から。

'Orange Appled'

EPの"Love's Easy Tears"から。

'Cico Buff'

アルバム"Blue Bell Knoll"から。

'Carolyn's Fingers'

アルバム"Blue Bell Knoll"から。

'Fifty-Fifty Clown'

アルバム"Heaven Or Las Vegas"から。

'Iceblink Luck'

アルバム"Heaven Or Las Vegas"から。

'Heaven Or Las Vegas'

アルバム"Heaven Or Las Vegas"から。

'Watchlar'

シングル"Iceblink Luck"から。

ジャケットイメージ

ジャケット。ジュエルケースで中にスリーブが入ってる形式。ロックレコード盤も基本同じで、裏面に日本盤独自のドキュメントがあるのと四つ折のライナーが入ってるのが違う。

日本盤の帯。

UK盤のCDケースに貼ってあったシール。

The Moon and The Melodies

The Moon & the Melodies

The Moon & the Melodies

曲目

原題

The Moon and The Melodies

  1. Sea, Swallow Me
  2. Memory Gongs
  3. Why Do You Love Me?
  4. Eyes Are Mosaics
  5. She Will Destroy You
  6. The Ghost Has No Home
  7. Bloody And Blunt
  8. Ooze Out And Away, Onehow
拙訳

月と旋律

  1. 海,私を飲み込む
  2. 記憶の鐘
  3. なぜ私を愛するの?
  4. 目はモザイク
  5. 彼女はあなたを壊すでしょう
  6. 幽霊は家がない
  7. 血まみれでぶっきらぼう
  8. 放出し尽くしなさい

解説

概要

1986年11月10日に発表された、ハロルド・バッドHarold Budd)とコラボレーションしたアルバム。"Treasure"(1984)と"Blue Bell Knoll"(1988)の間に色々と試みられた作品のひとつ。

とても美しい作品で、他のCocteau Twinsの曲と少し雰囲気が違っていて、バンド単独の作品ではないがそろえておきたいアルバム。

コラボレーションというので、おそらく曲作りのほぼすべての段階でバンドとHarold Buddの間で共同作業が行われていたのだとは思うが、ほぼ交互に並んでいるLizのヴォーカルが入る曲とインスト曲とで、けっこう曲調が違っている。ヴォーカルが入る曲はCocteau Twinsの曲にHarold Buddが協力している感じ、インスト曲はHarold BuddのピアノにRobinとSimonが協力している感じがする。もちろん印象の話で、確たる証拠はない。

"Victorialand"でサックスとタブラを演奏していたDif JuzのRichard Thomasが、この作品でも演奏している。'She Will Destroy You'と'The Ghost Has No Home'のサックス、'Bloody And Blunt'のドラムが彼によるもの。

Harold Buddとの交流はこの後も長く続いていて、最近も2011年にRobin Guthrieが彼とコラボして作品を発表している。

各曲紹介

'Sea, Swallow Me'

シンプルでどこか懐かしい感じのピアノのイントロで始まる1曲目。いたずらに黒い鍵盤だけを叩いてみたときに聞こえてきたような旋律を思い出した。

このイントロのピアノの旋律が、歌の後半でLizのヴォーカルと重なるところがまたいいと思う。

タイトルは、「海、ツバメ、私」という名詞の羅列なのか、それともswallowを動詞で使っているのか、判断が難しいところ。動詞だと「海よ、私を飲み込んで」などという解釈もできる。

1986年のライブではこの曲がセットリストに入っていたとのこと。

'Memory Gongs'

インスト曲。音の感じをタイトルはよく表している。

この曲のバージョン違いがHarold Buddが作曲とプロデュースしたアルバム、"Lovely Thunder"に'Flowerd Knife Shadows'という曲として後に収録された。

'Why Do You Love Me?'

アンヴィエントなインスト曲。

'Eyes Are Mosaics'

ヴォーカルの入った曲。徐々に音程が下がっていくメロディや、途中に変なメロディが入るなどヴォーカルパートがユニークな曲。

'She Will Destroy You'

ヴォーカルが入った曲。Lizがとつとつと歌う淋しい曲。

'The Ghost Has No Home'

アンヴィエントなインスト曲。全体にサックスが入る。

'Bloody And Blunt'

タイトルとは違って穏やかなインスト曲。

ストリングっぽい音はキーボードだろう。Richard Thomasの打楽器は後ろのほうに控えめに入っている。

オフィシャルサイト等を見たら'bloody and blunt'はアルバム"Head Over Heels"の'The Tinderbox (Of A Heart)'の歌詞の一節だと知った。

'Ooze Out And Away, Onehow'

ヴォーカルが入った曲。静に始まって後半で盛り上がり、きれいにアルバムをまとめている。

タイトルが意外に謎めいている。ooze out and awayだったら何かを全部放出してしまえ、という意味なのだろうけど、最後のonehowが分からない。oneとhowなら知ってる単語だがくっつくと分からない。辞書にも出ていない。ぐぐってもこの曲ばかり出てくる。

oneとhowだって意味がありすぎて難しいのに、これは多分ネイティブでないとお手上げだ。とりえあえず訳してみたタイトルからはonehowのところを外してある。

この曲も"Head Over Heels"の曲からタイトルを持ってきていて、'My Love Paramour'の歌詞の中で何度も繰り返されるフレーズ。

ジャケットイメージ

日本コロムビア

ジャケット。

帯。

The Pink Opaque

Pink Opaque

Pink Opaque

曲目

The Pink Opaque

  1. The Spangle Maker
  2. Millimillenary
  3. Wax And Wane
  4. Hitherto
  5. Pearly-Dewdrops' Drops
  6. From The Flagstones
  7. Aikea-Guinea
  8. Lorelei
  9. Pepper-Tree
  10. Musette And Drums

解説

概要

1986年1月に、アメリカのRelativity Recordsと共同でリリースされたコンピレーションアルバム。媒体はCDのみ。

バンドをアメリカで広く知ってもらうために企画されたと考えられている。アルバム発表時点でのベスト盤のような選曲。

中でも神曲'Aikea-Guinea'をCDアルバムの形でリリースしたことは大きい意味があったと思う。また、現在、'Millimillenary'をこのCD以外で聞くのは困難だ。

wikipediaによると、このアルバム自体が4ADの最初のCDだという。

日本盤はなんと2度も出ている。

1987年に日本コロムビア盤として[CY-4508]、1999年にロックレコード盤として[RCCY-1056]。

基本的にロックレコード盤は日本コロムビア盤を引き継いでいるが、ライナーは新たに書き起こされ、邦題も3曲が修正(原題のカタカナ表記にだが)されている。

アルバムのタイトルはpinkはそのままピンクとして、opaqueは「不透明な」とか「わかりにくい」とかいった意味の言葉。曇って不透明になったピンクのガラスや鉱物、樹脂などがイメージされる。

発売枚数が多いので入手は難しくないと思われる。

各曲紹介

'The Spangle Maker'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")の12インチ盤から。

'Millimillenary'

NME(ニューミュージカルエクスプレス)誌のメールオーダーのコンピレーションカセットに収録。アルバム発表時点で既にかなりレアな曲。

オフィシャルサイトによると1984年から1985年の間に行われたライブ演奏の録音だという。

'Wax and Wane'

デビューアルバム"Garlands"収録曲のリミックス版。

'Hitherto'

EPの"Sunburst And Snowblind"から。

'Pearly-Dewdrops' Drops'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")の12インチ盤から。

'From the Flagstones'

EPの"Sunburst And Snowblind"から。

'Aikea-Guinea'

同名のEPから。

自分もこのアルバムではじめてこの曲を聴いた。

'Lorelei'

アルバム"Treasure"から。

'Pepper-Tree'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")の12インチ盤から。

'Musette And Drums'

アルバムの"Head Over Heels"から。

元のアルバムでもトリをつとめる曲だが、このアルバムでは'Pepper-Tree'の淋しい時計の音の終わりに続いていきなり重厚な音で始まるので、"Head Over Heels"よりインパクトが強い。

ジャケットイメージ

Violet Indiana:Beyond The Furr

Beyond The Furr (Single)

Beyond The Furr (Single)

曲目

Beyond The Furr

  1. Beyond The Furr
  2. Crystal Mountain
  3. Perfect Day

解説

2004年7月に発表されたシングル。Violet Indianaの最後の作品となった。

実はCDの現物を見たことがない。ついこの前、iTunes Storeで購入した。

1曲目の表題曲は"Russian Doll"の9曲目。

2曲目、3曲はこのシングルのオリジナル曲。アルバムに入っていてもおかしくない十分なクオリティの曲。

Violet Indianaは活動期間が短く、作品もさして多くないが、Cocteau Twinsとはまた違った、Robinらしいギターやメロディを味わえるバンド。Siobhanの情熱的なヴォーカルも十分に魅力的だ。

ネット時代に活動していたバンドなので作品がネット配信されているのがよい。

ぜひ気軽に、試聴してみてほしい。

Violet Indiana:Russian Doll

Russian Doll

Russian Doll

曲目

Russian Doll

  1. Never Enough
  2. Quelque Jour
  3. (My Baby Was A) Cheat
  4. New Girl
  5. The Visit
  6. You
  7. Touch Me
  8. Innocent
  9. Beyond The Furr
  10. Close The World

解説

しばらく休養期間をおいたあと、2004年6月に発表されたバンドの2枚目のオリジナルアルバム。残念ながら最後のアルバムでもある。

リリースはBella UnionのUK盤のみでUS盤はないようだ。

現在CDとしては絶版だが、amazonでMP3を販売していたり、iTunesでDLできたりする。

作品としては"Roulette"と甲乙つけがたい出来。'Never Enough'のイントロのギターやヴォーカルの入り方がなかなかいい。

ジャケットまで含めた総合的な評価だと自分としてはこのアルバムがViolet Indianaのベストかと思う。"Roulette"の'Killer Eyes'で終わるあたりもかっこいいけど。

ジャケットイメージ

デジパック。青いバックにセクシーな女性という素敵なデザイン。

さすがに女性はプロのモデルではと思うがSiobhanでも驚かない。

なにしろThe Slitsの"Cut"というアルバムみたいなのがあるから。

http://en.wikipedia.org/wiki/Cut_%28The_Slits_album%29

Violet Indiana:Casino

Casino

Casino

曲目

Casino

  1. Jailbird
  2. Bang Bang
  3. Purr La Perla
  4. Silent
  5. Storm
  6. Sky
  7. Safe World
  8. Ne Me Quitte Pas
  9. Poppy
  10. Torn Up
  11. Heaven
  12. Chapter Three

BONUS VIDEO:Killer Eyes

解説

2002年1月にInstinct Recordsから発売されたコンピレーションアルバム。

北米市場向けにシングル収録曲を集めて作ったアルバム。

"Choke"からは#3'Purr La Perla'、#4'Silent'、#10'Torn Up'の3曲が入っている。'Busted'は"Roulette"のUS盤にある。

"Killer Eyes"からは#5'Storm'、#7'Safe World'が入っている。"Killer Eyes"は"Roulette"収録曲であるし、このアルバムにはPVが入っている。

"Special"からは#1'Jailbird'、#9'Poppy'、#6'Sky'、#12'Chapter Three'と4曲すべてが入っている。

これだけで終わらないのがViolet Indiana。

#2'Bang Bang'、#8'Ne Me Quitte Pas'、#11'Heaven'はこのアルバムで発表された曲。

このうち'Ne Me Quitte Pas'はJaques Brelの曲のカバー。オリジナルはこちら。

このアルバムでなければ聞けない曲があるにもかかわらず、現在このCDは絶版らしい。

北米で発売されたから中古の玉数はけっこうあるのではないかと思う。

確かこのアルバムが出た頃だと思うが、Siobhan de Maréの妊娠・出産のため、しばらくViolet Indianaの活動は休止になった。

ジャケットイメージ

ジュエルパック。背面にはBella UnionとInstinct Recordsのロゴが併記されている。

ラッピングに貼ってあったシール。