Peppermint Pig
解説
概要
1983年3月(wikpediaによると4月4日リリース)に発表された2枚目のシングル。
Will Heggie脱退前の、初期メンバーによる最後の作品。
オフィシャルサイトのヒストリーによると外部のプロデューサーとしてAlan Rankinを迎えて制作されたとある。
外部プロデューサーとの作業はバンドとしては唯一のことで、wikipediaを見るとどうもあまりいい仕事ができなかったらしい。
音としては"Garlands"や"Lullabies"の延長にあるが、とても分かりやすい曲ばかりで、そしてどれもかっこいい。バンドのメンバーがこのシングルに満足していないというのが信じがたい。
Lizのヴォーカルは、歌詞の聞き取りがほぼ不可能になっている。
ジャケットは妙齢の女性が温泉に浸かっているというドキドキする写真。
発売時はアナログレコードで、1991年に10枚組BOX SETのうちの1枚としてCD化され再版された。
この辺は"Lullabies"と同じく、リマスターされたシングル集のVolume 1に3曲すべて入っている。ただ、'Peppermint Pig'は7インチバージョンのみで、12インチの長いバージョンは入っていない。
7インチ盤と12インチ盤の違いはwikipediaに出ている。
Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 1
- アーティスト: Cocteau Twins
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2007/05/21
- メディア: CD
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各曲紹介
Peppermint Pig
出だしからかっこいい曲。今聞いても古さをあまり感じない。
タイトルはミントとブタをミックスさせた言葉の感じだけでなんだかかっこいいけど、オフィシャルサイトの用語集にはこのように書いてある(かなり意訳)。
派手な赤い模様がつけられたピンクと白の飴の棒と同じような流儀で、硬い飴を鋳込んで作られたのが、ちょうどいい呼び名であるハッカ豚である。豚は健康と幸福と繁栄のシンボルとして、ビクトリア朝の祝日に伝統的に祭り上げられてきた。このため、祝日の晩餐の後には、次の年の幸運を望んでいる全員に、(飴の)豚は砕いて配られた。
でたらめな言葉の組み合わせではなくちゃんと意味があるもので、検索すると容易にこの曲以外の項目がヒットする。
Box SetのCDには7インチバージョンと12インチバージョンの長さの違う2曲が収録されている。
Laugh Lines
意味は顔のほうれい線のこと。歌の方は内容が不明。前後の2曲と比べるとこの曲はマニアックにできてる。
Hazel
ヘーゼルナッツと言えばよく聞く言葉で、hazelとは植物のハシバミのこと。
これもかっこいい曲。BBCでライブ演奏され、それが"Garlands"のCDや"BBC Sessions"に収録されている。