Cocteau Twins Fan Blog

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Treasureの3拍子系の曲

Cocteau Twinsは3拍子系(3/4拍子、6/8拍子)の曲が多いという。言われてみれば、何曲か思い出してみると3拍子と分かる。

とりあえず人気のアルバム、"Treasure"について調べてみた。

'Ivo' 6/8拍子
'Lorelei' 4/4拍子
'Beatrix' 3/4拍子
Persephone' 6/8拍子
'Pandora (for Cindy)' 3/4拍子
'Amelia' 6/8拍子
'Aloysius' 4/4拍子
'Cicely' 6/8拍子
'Otterley' 4/4拍子
'Donimo' 4/4拍子→(3+3+2)/8の複合拍子

10曲中6曲が3拍子系だった。

クラシック系でなければ全体の半分以上が3拍子というバンドはあまりないかもしれない。

語るベース(BeatrixとPrimitive Heart)

このブログでは"Treasure"について「歌うベース」と書かせていただいた。

ctfanjp.hatenablog.com

Simon Raymondeが加わった"Treasure"以降のことなので、ベース担当のSimonの寄与というように考えているし、Robinが参加しているMark Gardenerの"Universal Road"でも歌うベースが観察でき、Cocteau Twinsの特徴の一つなのだろうと考えている。

とりわけ、"Treasure"の'Beatrix'とシングル収録("Mikl & Kisses"の最初の日本盤のボーナストラックにも収録)の"Primitive Heart"では、ボーカルとベースが対等に語り合うようなアレンジになっている。

サブスクの時代なのでこういうときリンクを張ればすぐ聞いていただけるのはありがたい(つべのプレミアムに入っているのでつべのリンクを貼ります)。

music.youtube.com

上のリンクは'Beatrix'。序盤はシンプルなのでベースが目立っている(メインの演奏はおそらくエフェクトが多くかかったギター(キーボードかもしれない))。ボーカルがないところでもベースの主張があるし、冒頭もボーカルに先んじてベースが入る。

music.youtube.com

'Primitive Hart'ではピアノとボーカルとベースの3者がからみあう音になっている。ギターは背景に徹してる感じ。2:44ぐらいからはラストまでは本当にボーカルとベースが語り合っているように感じる。

あまり音楽に詳しくないので、他のバンドの曲でもこういうのがあるかもしれない。

(以下のリンクはアフィリエイトが設定されています)

Universal Road

Universal Road

Amazon

Haley Blaisによる'Pearly Dew-drops' Drops'

Cocteau Twinsの活動時期に公式にカバーを発表するアーティストは王菲ぐらいだったけれど、21世紀になって動画投稿サイトが現れ、そこでの演奏について著作権の問題もクリアになり(投稿サイトが包括契約している)、今ではカバー曲が数多く投稿されている。

www.youtube.com

上記でカバー曲のトップがHaley Blaisによる'Pearly Dew-drops' Drops'。ウクレレなどアコースティックな楽器で演奏していて、バンドのオリジナルとはまた違った趣になっている。

www.youtube.com

日本ではさらにヴォーカロイドのムーブメントもあった。

と思って探したところ、雪歌ユフの'Pink Orange Red'を発見。

www.nicovideo.jp

カバー曲は今後もいろいろ探してみます。

Luby Sparks

Robin Guthrieの新しいアルバムが出たので、moraで検索したら、Luby Sparksというバンドの'Somewhere (Robin Guthrie Remix)'という曲を見つけた。

視聴してみたら、たしかにこれはRobin Guthrie Remix。

今どきはつべで動画が見られるだろうと見に行くと、

www.youtube.com

あー日本人もいるんだーとか思ったが、検索してみると全員日本人とのこと。

spaceshowermusic.com

今もUKのロックを愛しバンドを組んで世界に挑む人らがこんなにいるとは。胸が熱い。

アルバムは今のところ2018年の"Luby Spraks"が1枚。あとはシングル。とりあえずアルバムを購入したのでじっくり聴いてみる。

road, river and rail

楽器ができないので普通の人が気づくであろうことに今頃気付いたりすることがある。

"Heaven or Las Vegas"の9曲目のこの曲。ギターが終始アルペジオで入ってる。途切れない。「コードを1音ずつ弾くアルペジオとはこれのことか」と分かったようなことを言ってみる。

イントロはアルペジオのギターとベースとフィードバック奏法のギターがからみあっていて、もうここだけでCocteau Twinsと分かる。

さらにLizのヴォーカルが乗ってくる。そして歌詞はよく分からない。

ベースがはっきりメロディを奏でているのもいいなと思うのだけど、これをどう評したらいいのかがまだ分からない。

www.youtube.com

Blue Bell Knollのマスタリング

音楽データのネット配信では「ハイレゾ」が多くなってきている。ハイレゾ音源の定義は、CDの44.1kHz-16bitを超える情報量の音源というもので、ネット配信されているデータは48kHz-24bitや96kHz-24bitといったものが多い。

ハイレゾ音源のメリットは、サンプリング周波数が96kHzの場合ナイキスト周波数が48kHzで、人の可聴帯域約20kHzを上回りより高音質であるとされる。

ではハイレゾ音源がCDと違うことを人は聞き分けられるのか。

実は聞き分けられることが少なくない。なぜかというと、まずダイナミックレンジが違う。CDの16bitは65,536諧調でハイレゾの24bitは16,777,216諧調という違いになる。24-16=8で2の8乗の256倍違う(別の表現では「96dBと144dBの違い」)。

次に、販売戦略が違う。CDもハイレゾも1人でも多く売れてほしいのは同じだが、放送などメディアに乗るのはCD音源の方が多く、ハイレゾの情報量を持った音源は放送に乗りにくい。CD店の店頭で視聴できるのも基本的にCD(現在CD店は次々と減りつつあるが)。

この2つのことから何が起きたかというと、比べて聞いたときに音が大きく聞こえるCDの方がよく売れるらしい、という知見が広まり、CDに音圧競争が起きた。16bitというダイナミックレンジは変わらないにもかかわらず。

その結果として出てきたのが「海苔マスタリング」。CDに収録されている曲の波形を見ると最初から最後まで振幅の上限と下限をいっぱいに使った波が続いている。何事かと拡大すると、波の頭が頻繁に天井や床に当たってつぶれている(クリッピング)。そうすると何が起きるかというと、メリット:CDの限界を超えた大きい音に聞こえる。デメリット:天井がつぶれた部分でノイズが生じる。

あいにくと手元にそういうクリッピング多い「海苔マスタリング」の音源はないが、検索すれば容易にサンプルは見つかると思う。

ハイレゾ音源によりエンジニアは音圧競争から解放されたため、CDは海苔マスタリングだったがハイレゾは音圧を下げて普通のサンプリングにした、という曲がけっこうある。こういう曲はCDとハイレゾで音の違いがわりと分かる。つまり結論を言うと;

「CDとハイレゾの違いはマスタリングの違いであり、マスタリングが違うとは音そのものが違うのだから、違いが分かるのは道理」

どうも海苔マスタリングの嵐は2010年頃のことらしく、今はそんなにひどいCDはないらしい。海苔は海苔でも、クリッピングを発生させない手法が普及し、露骨なクリッピングノイズは聞こえなくなっている。

Cocteau Twinsはそういうひどい流行に乗ることはなかった。とはいえ、上記の検証用にAudacityをインストールしたので、Cocteau Twinsの曲のマスタリングがどうなのか確認してみた。

何から見ようかと考えたが、初めてCDが同時リリースされたアルバム、1988年の"Blue Bell Knoll"から、表題曲'Blue Bell Knoll'をまず選んでみた。波形は以下;

これがCD黎明期のマスタリング。なんと16bitのダイナミックレンジを使いきっていない。「Cocteau Twinsの曲は素晴らしいがCDの音質は今一つ」と思ったものだが、CDの能力を使い切っていなかったのだから仕方ない。

2003年にリリースされた、Robin Guthrieによるリマスター版の波形は以下;

聴いてすぐ音がよくなったと感じたが、この通り、CDの能力をフルに使いきっている。また、ところどころ上下に空間が空いており、振幅がオーバーすることによるノイズの発生を最小限に抑えている。

スペクトルで比べるとこうなる。まず1988年のCD。

そしてリマスター版。

ピークが10dbぐらい高くなっている。しかも100Hz付近の山の盛り上がりが強く、それだけ低音が増強されている。一方、旧CDでは20kHzのあたりでスペクトルがバッサリ切られている。これがリマスター版ではなだらかに下がっている。ピークをスパッと切ると高域に不自然さが出るかもしれないので、より特性がなだらかなローパスフィルターをかけたと推測される。

サビの部分を見ると、ごくわずかに山がつぶれている場所がある。この程度であればノイズはほぼ判別不可能だろう。CDのダイナミックレンジを使い切るにはむしろこの程度のピークカットはあって当然。

Cocteau TwinsのCDのリマスター版を確認したところ、CDのベストを尽くしているものだった。この場合、ハイレゾ版が出るに越したことはないが、出たとしても常人には違いが分からないものになる可能性が高い。

Blue Bell Knoll [輸入盤CD] (GAD807CD)

Blue Bell Knoll [輸入盤CD] (GAD807CD)

櫻井敦司:『愛の惑星』

BUCK-TICK櫻井敦司のソロアルバム、『愛の惑星』は様々なミュージシャンとのコラボ作品。2004年発表。

7曲目の「Märchen」は作詞:櫻井敦司、作曲:櫻井敦司・Robin Guthrie、編曲Robin Guthrie。

メロディと音はまさにCocteau TwinsのRobin Guthrieで、男性ボーカルでこの音もいいなと思った。

タイアップ作品と聞いて発売そうそうCD店で購入したので、縦長の箱入りの限定版が手元にある。

と言いつつBUCK-TICKのことはよく知らないままなのだけど、連休中にアニメの『屍鬼』を見始めたらOP曲やED曲がBUCK-TICK。そしてそれらの曲の歌詞が櫻井敦司だったので思い出して聞いてみた。

軽快なノリの「SMELL」(というか歌詞がR-18w)からCTサウンドの「Märchen」、「Fantasy」、「胎児」…と続く流れは改めて聞くとなかなかいい。あと最後の曲が「猫」とは。

現在はネット上の各ストアで音楽データをDL可能。

ja.wikipedia.org

愛の惑星

愛の惑星