Cocteau Twins Fan Blog

はてなダイアリーから引っ越しました。コメント等は引き継いでいます。

calfskin smack

Simon Raymonde氏が2017年12月21日にfacebookでこの曲の制作について語っています。

www.facebook.com

抜き出して対訳してみました(最後の行はそのままですが)。

I had been messing about with this tune for while- i'd written it on the keyboard and was playing it in a little programming room i used to hide away in when other people were using the studio.

私はしばらくの間、この曲にちょっと手間取ってました。この曲はキーボードで書いて、他の誰かがスタジオを使っているときいつも隠れている、小さいプログラム用の部屋で演奏していました。

Robin used to pop in every now and then and seemed to genuinely love it which was really quite heartening (things weren't.....erm....great around this time ; ))

Robinはいつも弾けていましたが、すっかり元気づけられたみたいで、本当にその曲が気に入っていました(この時はいろいろ大変でしたから…:))。

and so he put the drums down so i could record the keys properly, then he plugged in his guitar and i plugged in me bass and we wrote/recorded the rest of it super fast.

そして、彼はドラムパートを作り、私は適当に鍵盤を記録して、彼はギターのプラグを繋げ、私はベースを繋げ、私たちで書いて、録音して、とにかくものすごく速く仕上げました。

Good one Robin, good one Simon, good one Elizabeth. Well done us.

LizのボーカルはSimonが打ち込んだキーボードを置き換える形で入れられているようです(歌詞はもちろんLiz)。

改めて聞いてみると、この曲の疾走感にはこんな気持ちが込められているのか、と思います。

Milk & Kisses

Milk & Kisses

ワライカワセミ

先日多摩動物公園に行ったところ、ワライカワセミが飼育されていたので見てきた。

wikipediaの英語版を見るとLaughing Kookaburraとあり、Kookaburraじたいはオーストラリア原住民の言葉でカワセミのことのようだ。

Laughing kookaburra - Wikipedia

ということで意外なところで、"Aikea-Guinea"収録曲の情報が得られた。

飼育舎の案内はこんな感じ。

なかなかいかした顔をしているけど、ずんぐりした体はちょっとユーモラス。

行ったときはさかんに鳴いていて、たしかにこれは笑い声そのものだった。

「いたずらされてもウハーハハハー」とか世界名作劇場を思い出します。

南の虹のルーシー(1) [DVD]

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Google Play Musicに掲載されている歌詞のこと

Google音楽配信サービスであるGoogle Play Music。特に利用はしていないのだけど、検索すると情報が出てくる。歌詞も配信していて、曲を購入しなくても読むことができる。

先日'i wear your ring'と検索してみてCocteau Twinsの曲も歌詞が掲載されているのを知った。

ringをwearするというのはあまり使われない言い回しらしく、この曲の情報ばかり出てくる。

それで読みに行ってなるほどそういう歌詞か、と思い、ページの下にクレジットが出ていて、すわ公式なのか! と思って半日ぐらいドキドキしていた。

とりあえず"Heaven or Las Vegas"の歌詞を追ってみた。

ここであっ、と気づく。

'As god and the rest(wrist)'

は?

公式の歌詞でrestもしくはwristって、推測はないだろう。

そもそもrestかwristのどっちが正しいのか知りたいわけで。

それから何曲か調べてみて、どうも掲載されている歌詞はネットから拾ってきたものという確信に至った。

そういうことならば、いやそこは'sweet scents'じゃないだろう、とかツッコミも入れられる。

で、落ち着いて考えるといかにもGoogleらしいな、という印象。

なお、歌詞がよく聞こえる"Four-Calendar Cafe'"以降や、それよりは難しいけど英語の意味のある歌詞が多いらしい"Heaven or Las Vegas"については歌詞が分かるのなら知りたいと思うけれど、それより前についてはあまり詮索しようとは思わないし、聞き取りの歌詞もあまり当てにならないだろうと思っている。

これについてはやはり、"Tiny Dinamine"と"Echoes in a Shallow Bay"がチョウとガのことばかり歌っている、という指摘を見つけた時に受けた強烈なショックのため。

それまでまさかplain tigerがチョウの名前だなんて思いもしなかった。

とはいえ、「買い物のメモを見て歌っている」とか漫画に描かれるほど意味の通らない歌詞ばかり歌ってきたCocteau Twinsだけど、意味は通らないなりに、歌詞がしっかりと存在していることも間違いない。

というのも、1995年の"Twinlights"で発表された'Pink Orange Red'のアコースティックバージョンの歌詞が"Tiny Dinamine"のオリジナルとぴったり同じだと思われるため。

なので、歌詞をバンドが公開してくれるならそれもまたありがたいことだし、このまま未公開でもいいとも思っている。

Twinlights

Twinlights

"Tiny Dinamine"で思い出したけど村川梨衣の「Tiny Tiny」もいい曲です。『えとたま』2期かと思ったらプリズムショーで謎の感動を残して終わった『フレームアームズ・ガール』というアニメのOP曲(もはやアニメの話でCT関係ない)。

ハチノスツヅリガ

ナショナルジオグラフィックにこんな記事が(虫が苦手な人は注意)。

プラスチック食べる虫を発見、ごみ処理には疑問 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

巣の中に寄生していたハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)の幼虫を取り出し、古いビニール袋に入れた。1時間後に袋を見てみると、幼虫が触れていた部分に小さな穴がいくつか開いていることに気づいた。昆虫学はベルトチーニ氏の専門ではないが、何が起きたのかはすぐに察しがついた。

プラスチックを消化できるという、新たな昆虫の可能性が。まさに地上の支配者。

学名「メロネラ」が歌になっているとはどれぐらいの研究者が知っているだろう。綴りは「Melonella」だけど。

Tiny Dynamite / Echoes in a Shallow Bay

Tiny Dynamite / Echoes in a Shallow Bay

山田タマル:warp

WARP

WARP

曲目

warp

  1. to you
  2. chance
  3. warp
  4. shade away
  5. according to winds

解説

年度末のドッタンバッタン大騒ぎがひと段落ついて、4月からのアニメを一通り見始めたところ。先週1話が放送された『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』を見ていたら挿入歌で'Scarborough Fair'が流れて、いつ聞いてもいい曲だなあと思った。そして、歌っているのが山田タマルと知り驚いてうれしく思った。

warp』は2005にリリースされた山田タマルのCDデビューとなるミニアルバム。プロデュースはタテミツヲ氏。ピアノとグロッケンシュピールとドラム以外の楽器もタテ氏。ピアノとグロッケンシュピール山田タマル

山田タマルの名前が懐かしくて久しぶりに聞いてみたが、改めていい作品だと思う。タイトル曲の'warp'が特に印象に残る。歌唱力も演奏も作詞作曲もとにかく才能にあふれている。

5曲のミニアルバムに一か月もかかったというタテ氏のこだわりの音も素晴らしく、最後の曲などスペイサイドの甘いスコッチの匂いがふわっとしてくる感覚。

warp』に関連してタテミツヲ氏のインタビュー記事を見つけたので以下にURLを。

http://terryueda.jugem.jp/?eid=114

発売時からして、この才能はアニメから声がかかったらぜひ活かしてほしいと思っていたのだがほんとうに挿入歌で歌声を聞くとは。

同時に思ったのは、インディーズのミニアルバムがこれだけよいのだから、次はメジャーレーベルでフルアルバムを、ということ。

翌年2006年にメジャーシングルを発表し、資生堂マキアージュのCMソングに使われて大ヒットした。PVが山田タマル本人の配信で視聴可能。

アルバムは2006年にミニアルバム『回廊』を、2007年にフルアルバム『start』を発表している。作品は一通りiTunesでDL可能なようだ。

iTunes情報でもやはり、彼女の代表曲は「My Bland New Eden」ということになるらしい。

個人的には代表曲はFLat 7の"Lost In Blue"でヴォーカルを担当している'Pieces'。日本語の歌詞が切ない風景を描き出している。

"warp"も"Lost In Blue"も最近のCDと違って音圧を無理に上げるようなマスタリングではないので、CD音源でも十分いい音であることを付記しておく(ハイレゾが出ればそれはそれでありがたい)。

ジャケットイメージ


Lush:1992年の来日公演

アルバム"Spooky"のツアーは日本での公演も行われた。関東ではクラブチッタ川崎で1992年12月5日土曜日19:00~。

これはいい機会というのでともかく行った。

普通にぴあで購入して整理番号243。チケットはワンドリンクつき。ビール1杯を持って中間からやや後ろあたりで舞台を見た。

ライブはかなり熱気があって、前にも書いたように、'Superblust!'の声で満員の客から歓声があがった。

客席は若い連中ばかりで、ステージに詰め寄る勢い。その彼らの上に何人か持ち上げられれてぐるぐる回ってる状態。ニューミュージック系のライブは何度か行っていたがこの系統のは初めてなのでびっくりした。

メンバーはやはりフロントの女性2人が印象に残っている。溌溂としている頭の赤いMikiと、その横で黙々と演奏している黒髪ロングのEmma。なんともかっこいい。

物販ではCDを買うとサイン色紙がもらえるというので、"Gala"はこのときに買った。

もらった色紙がこれ。

後に『WHAT's IN』誌にライブのときのインタビュー記事が載った。

1993年3月号。インタビューは川崎和哉氏、撮影は藤田正弘氏。

1992年の来日公演は2度目で、初来日時はまだ素人っぽい演奏だったらしい。1992年のライブは格段に良くなっているとのこと。自分の印象としてもライブの腕前に疑問なところはまったくなかった。

Mikiの発言で;

それまでの4ADってストイックで知的なイメージがすごく強かったじゃない。ところが私たちってば、すっごく普通の男の子女の子みたくニコニコしてたから、その意味ではかなりフレキシブルだったからね(笑)。

とあって、気負わないところを見せているけれど、後ろの方で「音楽的にはとにかくやりたいことだけマイペースにやってきたつもり」とあり、出来上がった音があの通りなので、やはり知的でストイックなバンドではという印象が残る。

Lushのライブはこれ1度しか行けなかったのと、Bellyのライブに行けなかったのが若き日の心残りだったりする。

Lush:Spooky

Spooky

Spooky

曲目

Spooky

  1. Stray
  2. Nothing Natural
  3. Tiny Smiles
  4. Covert
  5. Ocean
  6. For Love
  7. Superblast!
  8. Untogether
  9. Fantasy
  10. Take
  11. Laura
  12. Monochrome
  13. Falling in Love
  14. God's Gift

解説

1992年1月にリリースされたLush初のアルバム。

日本盤は日本コロムビアから発売。ボーナストラック(#13, #14)が収録され、伊藤英嗣氏のライナーと歌詞、対訳がついている(ボーナストラックの分はなし)。

日本盤の追加分2曲は、日本盤未発売の先行EP、"Black Spring"の収録曲。

ライナーはやはり、Lushのフロント2人が女性であることから、前半は女性のバンドとは、といった内容でやや広い話が書いてある。

それからバンドの成り立ちについて少し。MikiとEmmaが14歳からの知り合いとある。大学でバンド結成、4ADと契約、といった話に続いて、Robin Guthrieが多忙のため最初のレコードにはかかわれず、"Sweetness And Light"がRobin Guthrieプロデュースとなった等が書かれている。

そして、本アルバムもまたRobin Guthrieのプロデュース。

音はやはり、Cocteau Twinsに似ているところがある。しかし、別のものというのはすぐ分かる。比較的シンプルに音階を重ねていくメロディーはなによりLushらしく、ギターの重厚さも独特。ベースはCocteau TwinsのSimon Raymondeがきわだって個性的だからこれがないというのも相当の違いになる。

このアルバムは当時かなりのヒットになって、ツアーは日本にも来て、幸い自分も川崎の公演を見ることができ、猛烈な熱気を生で感じることができた(人が人の上をぐるぐる回ってた!)。

参考にwikpediaを見てみたら2016年にシューゲイザーアルバムベスト50の中で27位とある。ほぼ四半世紀過ぎても褪せない作品。

https://en.wikipedia.org/wiki/Spooky_(album)

中でも'Superblast!'はLushの代表曲とも言えるもので、ステージで彼女らからこのタイトルが発せられると会場は歓声が沸いた。

男女同権の時代などというのは今更言うことでもないが、スイスで女性に参政権が認められたのは戦後もかなり過ぎた1971年からで、やはり男女の格差というのは最近でも容易ならざるものではある(スイスはスイスで独自の事情があり、他国がどうこう言うものでもないが)。

ロックバンドもやはり男のものというイメージは90年代あたりでも根強かったと思う。ライナーの前半が女性バンドとは、といった話になるのもやむをえないが、伊藤氏の言う女性を超えて自分を主張しだした、「別に女性の特質を否定することではない。女性であることはそのまま自然に受け入れて、その上で権利や人格等、主張すべきことは全て主張する」ということが、やはりLushの登場時期ぐらいから色々な場面で普通になってきたようだ。

自分のなじみ深いアニメの世界でロックバンドが目立ってきたときは2000年台もどっぷりなので、むしろ女性がステージに立つ姿がアニオタたちをロックの世界に引き込んで行った部分が多いのではないかと思う。

特に『涼宮ハルヒの憂鬱』のライブシーンは伝説的。

続いて同じ京都アニメーションが女子高生のバンド活動を描いた『けいおん!』が2009年に放送されて大ブームになる。映画はロンドンに旅行しているから英国リスペクトは半端ではない。

そして今や、声優がアーティストを「演じる」のではなく、バンドそのものを結成し、それがメディアミックス展開される時代となっている。

まあテレビアニメそのものは思いが突っ走っていろいろかみ合ってないとかそもそも予算ちょっと少なくないかとか思うところはあるにはあるが、ライブステージに客が沢山来て曲も売れればおそらくこのプロジェクトは十分に成功だと思う。

だいぶ脱線したが、やはり本作がLushの代表的なアルバムであることは、多くの方に賛同いただけると思う。

ジャケットイメージ

ジャケットは右上に[COCY-9493]とあるのが日本盤。

よくよく見るとタテミツヲ氏の名前が。

日本盤の帯。Robin Guthrieプロデュースとボーナストラック2曲が売り。