王菲:胡思亂想
曲目
胡思亂想
- 胡思亂想
- 誓言
- 天與地
- 夢中人
- 知己知彼
- 純情
- 遊戲的終點
- 夢遊
- 藍色時份
- 回憶是紅色天空
- 愛一次給不完(非常夏日國語版)(ボーナストラック)
- 知己知彼(EUROPE MIX)(ボーナストラック)
- 非常夏日(ボーナストラック)
解説
王菲が1994年に発表したアルバム。
3曲4トラックがカバー曲で、うち2曲がCocteau Twins、1曲がアイルランドのThe Cranberriesの曲。
「胡思亂想」が'Bluebeard'、「知己知彼」が'Know Hwo You Are At Every Age'で、いずれもCocteau Twinsの"Four-Calendar Café"収録曲。
The Cranberriesをカバーした曲は「夢中人」で元歌は'Dreams'。収録アルバムは"Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We? "。
アルバムの本体の収録曲はいずれも、原曲に準じたアレンジになっている。
それでいてアルバム全体の中から浮かないのはさすがというべきだろう。聴きやすい曲で構成された感じのいいアルバムだ。
解説によると歌詞は広東語だという。また、カバー曲は歌詞が翻訳ではなく、王菲の方でオリジナルに書き起こしている。「胡思亂想」、「知己知彼」の作詞は林夕、「夢中人」の作詞は周禮茂(禮の字は厳密には偏がネ)。
日本盤が日本ポリドールから出ていて、歌詞、訳詞、佐藤英輔氏によるライナーがついている。そして、ボーナストラックが3曲ついている。うち2曲の「非常夏日」はいずれもジャッキー・チュン(俳優のジャッキー・チェンとは別の人)とのデュエット。
この中の「知己知彼(EUROPE MIX)」は、そもそも元の曲がヨーロッパ製だろうというツッコミは置くとして、独特のかっこいいアレンジで、オリジナルの'Know Hwo You Are At Every Age'を聴き慣れた耳には新鮮に聞こえる。
日本盤は絶版だがアルバム自体はiTunes Storeで配信されている。この中では「夢中人」がダントツで人気がある。王菲が出演している映画『恋する惑星』(原題は『重慶森林』)で使われた曲でもあるので当然といえば当然。
香港が中国に返還される前の作品なので漢字は簡体字にはなってい。ないので概ね日本語のIMEでも入力できる。ただ、Windowsでファイル名に使えない字がたまにあるのでリッピングするときは注意が必要。まあ日本ポリドールがつけた日本語タイトルを使ってもいいのだけど。
- アーティスト: フェイ・ウォン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1997/09/26
- メディア: CD
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王菲
Cocteau Twinsの曲は何人かのアーティストがカバーしている。
その中でもっとも有名なのは中国人の王菲だろう。英語表記はFaye Wong、カタカナではフェイ・ウォン。
1969年8月8日生れ。北京出身。高校卒業後に香港に渡り歌手デビュー。半年のアメリカ留学の後、「容易受傷的女人」(ちあきなおみの「ルージュ」のカバーとのこと)がヒットし、一躍有名となった。そして、中国や東アジアに限らず、世界的に知られるアーティストとなった。
王は北京語だと「ワン」の方が発音は近いようだが、広東語に合わせてWongとしていると思われる。
↓は来日の際に撮影された週刊誌『AERA』の表紙。1998年12月21日号。
1994年にアルバム『胡思亂想』を発表。この中の「胡思亂想」と「知己知彼」がCocteau Twinsのカバーで、それぞれ'Bluebeard'と'Know Who You Are At Every Age'。ともにアルバム"Four-Calendar Café"収録曲。
- アーティスト: フェイ・ウォン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1997/09/26
- メディア: CD
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CDは日本盤も出たが今は絶版のようだ。現在iTunesからDL可能。
1996年にCocteau Twinsはアルバム"Milk & Kisses"を発表したが、これの香港盤には王菲が参加している。
2曲目の'Serpentskirt'で、Lizのオリジナルのヴォーカルに、香港で録音した菲の声を重ねている。CDの番号では[7314 5323182 5]がそれで、ジャケットに下記の記述がある。
これについてはSimon Raymondeからもう少し詳しい説明があった。2000年2月7日にオフィシャルサイトのメーリングリストに投稿されたもの。
to set the record straight, Faye did sing on the asian version of M&K, in the choruses, you hear her and liz' voice together, however as you note their voices are similar(well faye is mimicking liz i spose), so it's not like a 'chinese' version, in fact it serves no other purpose than faye wanted to sing on one of our tracks and rather than have her band do a not-very-good version of one of our songs we thought it might be more fun, if we let her sing a chorus or two on an original...
- アーティスト: Cocteau Twins
- 出版社/メーカー: Universal UK
- 発売日: 2006/07/11
- メディア: CD
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(注意:現在Amazon等で売られている"Milk & Kisses"に王菲の声は入っていません)
1996年のアルバム、『浮躁』では「分裂」と「掃興」がCocteau Twinsのカバー曲。
「分裂」は"Violaine"の紫のシングルに入っている'Tranquil Eye'で、「掃興」は'Touch Upon Touch'。
'Touch Upon Touch'は1997年3月に発表されたCocteau Twins最後の曲で、奇しくも発表は王菲のカバーの方が先になった。
収録アルバムの"Volume 17"など入手できなかったから長いこと、この曲はカバー曲しか聞いたことがなかった(現在どうやれば聞けるかは詳しく書かないほうがいいだろう)。
- アーティスト: フェイ・ウォン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1997/09/26
- メディア: CD
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これも日本盤が出たが現在絶版。iTunesからDL可能。
1997年のアルバム、『王菲』では、「懷念」がCocteau Twinsのカバー。そして「娯樂場」はRobin GuthrieとSimon Raymondeが作った曲で、演奏も彼らが行っている。
「懷念」は"Milk & Kisses"や"Twinlights"の収録曲の'Rilkean Heart'。
「娯樂場」は時期が微妙で、Cocteau Twinsの最後の仕事のひとつと考えられる。英語版のwikipediaによると2曲が提供されたが1曲のみ使われたという。
http://en.wikipedia.org/wiki/Faye_Wang#1997:_EMI_and_Faye_Wong
- アーティスト: フェイ・ウォン
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1997/11/07
- メディア: CD
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日本盤が出たがやはり絶版。iTunes Storeでも見つけられなかった。
これ以降の作品には、Cocteau Twinsのカバー曲はないようだ。
上記の各々のアルバムについては後でもう少し詳しく書きたい。
The Lovely Bones
Violaine CD1の記事
http://d.hatena.ne.jp/spanglemaker+CTFAN_JP/20140301#p1
で言及していた映画、"The Lovely Bones"(邦題『ラブリーボーン』)をレンタルDVDで観た。
音楽はBrian Enoが担当で、補佐の人も何人かクレジットされていた。そして、映画用に作られた音楽だけでなく、既存の曲が何曲も使われていた。その中に、なんと2曲もCocteau Twinsの曲があった。
2曲はまず、予告編でも流れる'Alice'。そして、This Motal Coilの"It'll End In TEars"に提供した'Song To The Siren'。
どちらも効果的に使われていて泣きそうになった。
ただ、原作者は突然自分の名前が歌で出てきてびっくりしたのではないかと思う。
映画はすごくいい。予告にあるように14歳の少女、Susie Salmonが殺されてしまう話。Susieが死後の世界から現世を見る視点と、家族を失ったSalmon家、そしてSusieを殺した犯人の視点で話が進む。死後の世界の映像表現が非常に美しかった。突然の娘の喪失により平和な家庭が壊れてゆくところは胸が痛んだ。殺人犯の人物像がすごい不気味で、彼を追い込んでゆくサスペンスは観ていてとても緊迫感があった。
多くの人にお勧めできる映画だが、犯罪被害にあった家族の様子を詳細に描いているのでそういったことに敏感な方は観るのを避けたほうがよいと思う。度を越した暴力やグロ描写はない。
話のネタ的に、自分の実家に近い足利〜東毛地域で起きた北関東連続幼女誘拐殺人事件を思い出してしまった。これぞ犯人、と捕まえた人はけっきょく冤罪だったので、今も真犯人は捕まっていない。捕まるなりなんらかの天罰が下るなりしてほしいものだ。
'Alice'は1996年の"Stealing Beauty"(邦題:『魅せられて』)でも使われている。'Song To The Siren'は1997年の"Lost Highway"(邦題:『ロスト・ハイウェイ』)でも使われている。2曲とも1度映画で使われた曲というのが興味深い。
'Alice'の収録されたCDは下記より入手可能。
Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 2
- アーティスト: Cocteau Twins
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2007/05/21
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'Song To The Siren'の収録されたCDは下記より入手可能。
- アーティスト: This Mortal Coil
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2012/08/07
- メディア: CD
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調べてみたら、日本語吹替え版はSusieの声が早見沙織だというので、DVDを返却する前に吹替え版でもう一回観てしまった。
時期的に彼女が18〜19歳のときの収録。この時点で既に実力には定評があった人だけに、演技はとてもよかった。
早見沙織は寿美菜子、悠木碧と3人で91年組とか言われる実力ある若手声優の一人。代表作を選ぶとすると『東のエデン』(森美咲)、『バクマン』(亜豆美保)、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(新垣あやせ)あたりだろうか。デビューしていきなり主役をやった『桃華月憚』はマニアックすぎて普通の人にはお薦めできない。最近の主人公では『絶対防衛レヴィアタン』のレヴィアタンがあるが、これもB級アニメの愛好家以外にはちょっと薦めずらい。
彼女は歌もものすごく上手いので、機会があったら聴いてほしいと思う。↓は高垣彩陽(この人もやたら上手い)といっしょに歌った村下孝蔵の「初恋」。
吹替え版を見たら最後に声優のクレジットが出たが、主役なのにSusieは一番下だった(・ω・)。多分若いからギャラが安かったんだと思う。
重要な役を忘れていた。ゲームの『ラブプラス』の高嶺愛花役も彼女で、彼女だけ現役女子高生だった。なお、うちの『ラブプラス+』は小早川凛子です(もう長いことDS開いてないなあ…)。
閑話休題。
amazonの映像ソフトへのリンクを以下に。DVDに多数のレビューがついている。
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2012/01/13
- メディア: Blu-ray
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- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/07/02
- メディア: DVD
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他のリンク。
Violaine CD2
解説
概要
1996年10月に発表されたシングル。"Milk & Kisses"関連のシングル第2弾であり、同時に発売された緑のCDともども、Cocteau Twinsがリリースした最後の新作曲の入ったCDとなった。
なお、最後に発表された曲は'Touch Upon Touch'で1996年の末に発表されたコンピレーションの"Volume 17"に収録されているとのこと。
"Tishbite"と同様にCD 1(緑)とCD 2(紫)の2枚が同時に発売された。
オフィシャルサイトのディスコグラフィを見ると、Disc 1が紫、Disc 2が緑となっているが、手元の現物では紫の方に'CD2 Also available with exclusive tracks CTCD6'なるシールが貼ってある。
Disc 1と2の順序は、CDの番号順というのがバンドの公式なもので、売ってるCDのシールは貼り間違いということらしい。"Violaine"で言えば番号の若い紫がCTCD6でDisk 1、緑がCTDD6でDisk 2。リマスター盤のシングル集もこの順番になっている。
アナログ盤についてはDisc 1とか2とか貼ってないのでこういうややこしい問題はない。
と一瞬思ったのだが。
手元に紫のアナログ盤があるので確認すると;
B面の曲が'Alice'、'Tranquil Eye'って、2枚のCDの曲が混ざってる。
さらに、再生して驚いた。B面の実際に入ってる曲は'Circling Girl'と'Alice'だ。なんのことはなく、緑のCDと同じ曲が入っていた。
プロモ盤なのでこんなアバウトなことになっていたらしい。
普通にBella Unionから通販で買ったはずなのに(1999年10月のこと)プロモ盤というのは謎。
リマスター版シングル集のVolume 2には"Violaine CD2"の3曲すべてが入っていて、現在はこれが入手可能。
シングル集の曲順は紫→緑の順番。緑の方の'Violaine'は省略されている。
Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 2
- アーティスト: Cocteau Twins
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2007/05/21
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各曲紹介
'Violaine'
アルバム"Milk & Kisses"からそのまま。
'Smile'
初夏の朝に似合う、瑞々しく軽快な曲。中盤ベースが溌剌とメロディを奏でて曲を盛り上げてゆくのが心地よい。
'Tranquil Eye'
題名の通りおだやかな曲。
Faye Wongがアルバム『浮躁』で「分裂」というタイトルでこの曲をカバーしている。冒頭の歌詞が中国語の「分裂」の読みとよく似ているのが面白い(先に聞いたのが「分裂」だったのでこういう感想になってしまった)。
オフィシャルサイトの用語集では'tranquil eye'が熟語として何か意味があるような説明がなされているので、後で読んでみたい。
ジャケットイメージ等
Violaine CD1
解説
概要
1996年10月に発表されたシングル。"Milk & Kisses"関連のシングル第2弾であり、同時に発売された紫のCDともども、Cocteau Twinsがリリースした最後の新作曲の入ったCDとなった(最後に発表された曲はまた別にある)。
"Tishbite"と同様にDisc 1(緑)とDisc 2(紫)の2枚が同時に発売された。どちらも発売されてすぐ後に心斎橋の輸入レコード店の店頭で見つけて入手した。もしかしたら紫の方は限定盤かもしれないが、緑ともどもこのとき以後店頭で見たことがないので、詳細は不明。
オフィシャルサイトのディスコグラフィを見ると、Disc 1が紫、Disc 2が緑となっているが、手元の現物では緑の方に'CD1 Also available with exclusive tracks CTDD6'なるシールが貼ってある。
Disc 1と2の順序は、"Violaine"の場合アナログ盤だと逆転していないようだ。というかDisc 1とか2とか貼ってない。
紫のアナログ盤が手元にあるが、入っている音声はなんと緑のCDと同じだった。確かに紫がDisc 1ということになる。と思ったのだが。
リマスター版シングル集のVolume 2には"Violaine Disc 1"の3曲すべてが入っていて、現在はこれが入手可能。
シングル集でも曲の順番は紫→緑の順なので、バンドとしてはDisc 1はあくまで紫の方で間違いなく、そして曲の方も紫のCDの方がDisc 1ということらしい。
なんかややこしい。
Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 2
- アーティスト: Cocteau Twins
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2007/05/21
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各曲紹介
'Violaine'
アルバム"Milk & Kisses"からそのまま。
'Circling Girl'
'circling'は、リーダース英和辞典に乗馬の「輪乗り」と出ている。「輪乗り」wikipedia参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E4%B9%97%E3%82%8A
オフィシャルサイトの用語集によると、「'circling girl'とは英語のスラングで人をゴマかしたり搾取したりするための誘惑か罠をしかける人」のことらしい。これをうけて邦題は中島みゆきで。
"Tishbite"の青の2曲目、'Round'と似た、高揚感のあるスケールの大きい明るい曲。タイトルも'round'と'circle'で同じ「丸」。
'Alice'
ピアノとLizの声が切なく、かつ美しい曲。
ベルナルド・ベルトルッチ監督、リブ・タイラー主演の1996年公開の映画、"Stealing Beauty"(邦題:『魅せられて』、20世紀フォックス)の前半で使用されている。キャピトル・レコードが協力しているため。映画の評価はとりあえず置くとして、リブ・タイラーのおっぱいが片方だけ見られる。
2009年公開の映画、"The Lovely Bones"(邦題:『ラブリーボーン』)の予告編でも使用された。映画未見のため本編で使われたかどうかは不明。
ともかく、2つのまったく独立した映画で同じ曲が使われるというのはそうそうあるものではない。この曲はCocteau Twinsを代表する曲のひとつとして挙げてよいだろう。
Tishbite CD2
解説
概要
1996年3月に発表されたシングル。"Milk & Kisses"関連の最初のシングル。Disc 1とDisc 2の2枚が同時に発売され、うち1枚、これが限定盤の黄色い方。
オフィシャルサイトのディスコグラフィを見ると、Disc 1が黄色で限定盤、Disc 2が青となっているが、手元の現物では黄色い方に'CD2 Also available with exclusive tracks CTCD5'なるシールが貼ってある。
確かにCD2ではあるのだが、CDの登録番号はCTCD5のこちらの方が、青のCTDD5より若い。
バンドの意図するところもやはり黄色が本当はDisc 1で、青がDisc 2らしい。どこで入れ違ったのか謎だ。
黄色い方の"Tishbite"は長らく入手できなかったが、 2000年に、中古をダブって購入しまったという方から譲っていただいた。感謝。若干痛んでいるが限定盤なので贅沢は言ってはいけない。
限定盤であるならば、このシングルのカップリング曲2曲が、日本盤の"Milk & Kisses"のボーナストラックに選ばれたというのもうなづける話。日本盤が入手しやすかったころは、そちらでこのシングルの曲を聴くことが出来た。
リマスター版シングル集のVolume 2には"Tishbite CD2"の3曲すべてが入っていて、現在はこれが入手可能。
シングル集の曲順は黄色→青となっている。また、ダブっている'Tishbite'は黄色のだけ入っていて青の方のは省かれている。
Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 2
- アーティスト: Cocteau Twins
- 出版社/メーカー: 4ad / Ada
- 発売日: 2007/05/21
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各曲紹介
'Tishbite'
アルバム"Milk & Kisses"からそのまま。
'Primitive Heart'
静かで優しい曲。ピアノやベースが心地好く曲をかなでていて、ささやくようなヴォーカルもよい。最後の方でベースとコーラスがからむところもいい感じ。やっぱりCocteau Twinsはベースも独特だ。
'Flock Of Soul'
'Seekers Who Are Lovers'と対になるようなシリアスな曲。ただしあれほど激しくはない。