Cocteau Twins Fan Blog

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The Pink Opaque

Pink Opaque

Pink Opaque

曲目

The Pink Opaque

  1. The Spangle Maker
  2. Millimillenary
  3. Wax And Wane
  4. Hitherto
  5. Pearly-Dewdrops' Drops
  6. From The Flagstones
  7. Aikea-Guinea
  8. Lorelei
  9. Pepper-Tree
  10. Musette And Drums

解説

概要

1986年1月に、アメリカのRelativity Recordsと共同でリリースされたコンピレーションアルバム。媒体はCDのみ。

バンドをアメリカで広く知ってもらうために企画されたと考えられている。アルバム発表時点でのベスト盤のような選曲。

中でも神曲'Aikea-Guinea'をCDアルバムの形でリリースしたことは大きい意味があったと思う。また、現在、'Millimillenary'をこのCD以外で聞くのは困難だ。

wikipediaによると、このアルバム自体が4ADの最初のCDだという。

日本盤はなんと2度も出ている。

1987年に日本コロムビア盤として[CY-4508]、1999年にロックレコード盤として[RCCY-1056]。

基本的にロックレコード盤は日本コロムビア盤を引き継いでいるが、ライナーは新たに書き起こされ、邦題も3曲が修正(原題のカタカナ表記にだが)されている。

アルバムのタイトルはpinkはそのままピンクとして、opaqueは「不透明な」とか「わかりにくい」とかいった意味の言葉。曇って不透明になったピンクのガラスや鉱物、樹脂などがイメージされる。

発売枚数が多いので入手は難しくないと思われる。

各曲紹介

'The Spangle Maker'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")の12インチ盤から。

'Millimillenary'

NME(ニューミュージカルエクスプレス)誌のメールオーダーのコンピレーションカセットに収録。アルバム発表時点で既にかなりレアな曲。

オフィシャルサイトによると1984年から1985年の間に行われたライブ演奏の録音だという。

'Wax and Wane'

デビューアルバム"Garlands"収録曲のリミックス版。

'Hitherto'

EPの"Sunburst And Snowblind"から。

'Pearly-Dewdrops' Drops'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")の12インチ盤から。

'From the Flagstones'

EPの"Sunburst And Snowblind"から。

'Aikea-Guinea'

同名のEPから。

自分もこのアルバムではじめてこの曲を聴いた。

'Lorelei'

アルバム"Treasure"から。

'Pepper-Tree'

EPの"The Spangle Maker"(または"Pearly-Dewdrops' Drops")の12インチ盤から。

'Musette And Drums'

アルバムの"Head Over Heels"から。

元のアルバムでもトリをつとめる曲だが、このアルバムでは'Pepper-Tree'の淋しい時計の音の終わりに続いていきなり重厚な音で始まるので、"Head Over Heels"よりインパクトが強い。

ジャケットイメージ

Violet Indiana:Beyond The Furr

Beyond The Furr (Single)

Beyond The Furr (Single)

曲目

Beyond The Furr

  1. Beyond The Furr
  2. Crystal Mountain
  3. Perfect Day

解説

2004年7月に発表されたシングル。Violet Indianaの最後の作品となった。

実はCDの現物を見たことがない。ついこの前、iTunes Storeで購入した。

1曲目の表題曲は"Russian Doll"の9曲目。

2曲目、3曲はこのシングルのオリジナル曲。アルバムに入っていてもおかしくない十分なクオリティの曲。

Violet Indianaは活動期間が短く、作品もさして多くないが、Cocteau Twinsとはまた違った、Robinらしいギターやメロディを味わえるバンド。Siobhanの情熱的なヴォーカルも十分に魅力的だ。

ネット時代に活動していたバンドなので作品がネット配信されているのがよい。

ぜひ気軽に、試聴してみてほしい。

Violet Indiana:Russian Doll

Russian Doll

Russian Doll

曲目

Russian Doll

  1. Never Enough
  2. Quelque Jour
  3. (My Baby Was A) Cheat
  4. New Girl
  5. The Visit
  6. You
  7. Touch Me
  8. Innocent
  9. Beyond The Furr
  10. Close The World

解説

しばらく休養期間をおいたあと、2004年6月に発表されたバンドの2枚目のオリジナルアルバム。残念ながら最後のアルバムでもある。

リリースはBella UnionのUK盤のみでUS盤はないようだ。

現在CDとしては絶版だが、amazonでMP3を販売していたり、iTunesでDLできたりする。

作品としては"Roulette"と甲乙つけがたい出来。'Never Enough'のイントロのギターやヴォーカルの入り方がなかなかいい。

ジャケットまで含めた総合的な評価だと自分としてはこのアルバムがViolet Indianaのベストかと思う。"Roulette"の'Killer Eyes'で終わるあたりもかっこいいけど。

ジャケットイメージ

デジパック。青いバックにセクシーな女性という素敵なデザイン。

さすがに女性はプロのモデルではと思うがSiobhanでも驚かない。

なにしろThe Slitsの"Cut"というアルバムみたいなのがあるから。

http://en.wikipedia.org/wiki/Cut_%28The_Slits_album%29

Violet Indiana:Casino

Casino

Casino

曲目

Casino

  1. Jailbird
  2. Bang Bang
  3. Purr La Perla
  4. Silent
  5. Storm
  6. Sky
  7. Safe World
  8. Ne Me Quitte Pas
  9. Poppy
  10. Torn Up
  11. Heaven
  12. Chapter Three

BONUS VIDEO:Killer Eyes

解説

2002年1月にInstinct Recordsから発売されたコンピレーションアルバム。

北米市場向けにシングル収録曲を集めて作ったアルバム。

"Choke"からは#3'Purr La Perla'、#4'Silent'、#10'Torn Up'の3曲が入っている。'Busted'は"Roulette"のUS盤にある。

"Killer Eyes"からは#5'Storm'、#7'Safe World'が入っている。"Killer Eyes"は"Roulette"収録曲であるし、このアルバムにはPVが入っている。

"Special"からは#1'Jailbird'、#9'Poppy'、#6'Sky'、#12'Chapter Three'と4曲すべてが入っている。

これだけで終わらないのがViolet Indiana。

#2'Bang Bang'、#8'Ne Me Quitte Pas'、#11'Heaven'はこのアルバムで発表された曲。

このうち'Ne Me Quitte Pas'はJaques Brelの曲のカバー。オリジナルはこちら。

このアルバムでなければ聞けない曲があるにもかかわらず、現在このCDは絶版らしい。

北米で発売されたから中古の玉数はけっこうあるのではないかと思う。

確かこのアルバムが出た頃だと思うが、Siobhan de Maréの妊娠・出産のため、しばらくViolet Indianaの活動は休止になった。

ジャケットイメージ

ジュエルパック。背面にはBella UnionとInstinct Recordsのロゴが併記されている。

ラッピングに貼ってあったシール。

Violet Indiana:Special

Special

Special

曲目

Special

  1. Jailbird
  2. Poppy
  3. Sky
  4. Chapter Three

解説

2001年10月に発表された、Violet Indianaの3枚目のシングル。

"Killer Eyes"と同時発売だったようだ。なお、以下によると"Killer Eyes"はシングルで、"Choke"や"Special"はEP。オリジナル曲が4曲入っているのがEPで、アルバムからカットされた1曲にオリジナルを2曲追加したのがシングル、という扱いのようだ。

http://www.robinguthrie.com/discography/category.php?id=4

シングル/EPはBella UnionからUK盤のみが出てUS盤はない。

米国向けにはコンピレーションの"Casino"を後に出してフォローしている。

なお、"Killer Eyes"もAmazonでMP3ダウンロード販売を実施中。

Killer Eyes

Killer Eyes

曲目は以下。

Kille Eyes

  1. Killer Eyes
  2. Storm
  3. Safe World

ジャケットイメージ

UK盤。

デジパック

2001〜2002年に日本で普通に買えた。同時期の"Kille Eyes"はCD屋で見かけなかった。元の販売量が少なかったのか業者が売れないと思ってあまり仕入れなかったのかは不明。

Violet Indiana:Roulette

Roulette

Roulette

曲目

オリジナル

Roulette

  1. Air Kissing
  2. Feline Or Famine
  3. Sundance
  4. Powder River
  5. Little Echo
  6. Angel
  7. Poison Gorgeos
  8. Hiding
  9. Rage Days
  10. Liar
  11. Killer Eyes
US盤

Roulette

  1. Air Kissing
  2. Busted
  3. Sundance
  4. Powder River
  5. Little Echo
  6. Angel
  7. Poison Gorgeos
  8. Hiding
  9. Rage Days
  10. Liar
  11. Feline Or Famine
  12. Killer Eyes

BONUS VIDEO:Purr La Perla

解説

2001年4月に発表された、Violet Indianaの最初のアルバム。

Bella UnionからUK盤が出たほか、Instinct RecordsからUS盤が出た。

US盤はオリジナルに対し2曲目が'Busted'に変更。'Feline Or Famine'が11曲目に移動して、合計12曲になった。また、データトラックとして'Purr La Perla'のPVの動画ファイルが入っている。追加曲とPVで、"Choke"の収録曲2曲をフォローしている。

アルバム発表後、バンドはライブツアーを行った。

アルバムは商業的にも批評的にも成功したようで、北米市場を狙ったInstinct Recordsとの付き合いはその後もしばらく続いた。

曲としては、UK盤ではシングル"Choke"と一曲もかぶらない。曲作りにかなり意欲的で、聴いてみた印象も勢いが感じられる。

特に印象的なのは、終盤のゆったりした曲、'Lyer'からかっこいい'Killer Eyes'に連続しているところ。最後がこの曲というのはぞくぞくする。

'Killer Eyes'は自信作なようで、2001年に同名のシングルが発表されている。また、PVが撮られていて、Instinctから発売された(ほぼ)コンピレーションのアルバム、"Casino"にデータトラックとして入っている。

シングルの"Killer Eyes"は持ってないので次は"Special"の記事を書く予定。

ジャケットイメージ

UK盤。

デジパック。手元のはちょっと痛んでる。

裏面。

US盤。

ジュエルパック。背面にはBella UnionとInstinct Recordsのロゴが併記されている。

Vella Unionから来たハガキ

裏面。

表面。Violet Indianaに関する説明がある。最後に世界ツアーやるよ、って書いてあるが、日本に来るかどうかは分からず、見に行けなかった。今検索かけてみると、やはり世界ツアーは日本には来なかったようだ。

Violet Indiana:Choke

Choke

Choke

曲目

Choke

  1. Purr La Perla
  2. Busted
  3. Silent
  4. Torn Up

解説

2000年11月に発表された、Violet Indianaのデビューシングル。

Violet IndianaはRobin GuthrieがヴォーカルのSiobhan de Maréと組んではじめたバンドで、作品はBella Unionレーベルで発表された。

Robin Guthrieのサイトによると二人の出会いは1999年とある。Robinの文章を(相応に意訳しつつ)訳してみるとこんな感じ。

Violet Indianaは1999年頃に私がSiobhan de Maréと出合ったときに始まった。彼女はMono(イギリスのバンド)で歌っていて、何か違ったことをいっしょにやってくれるプロデューサーを探していた。私たちが出会ったとき、私はすぐにこれまでやってきた曲作りのパートナーシップを超えて働く特別なチャンスを感じた。それは私にとってまったくのエイリアンであり未知の何かだった。Siobhanは歌詞を書き、あの心のこもったスタイルで歌い上げる。それは私がかつてしてきたことと比べてあまりにコントラストが強く、私にとってわくわくする新しい道になる。しかし、Violet Indianaでもっとも興奮したのは、一緒に働く右のミュージシャン、タテミツヲ、Paul Cook、Fabien Beguinと作り上げたものが、かけがえのない、真に畏怖すべきライブのバンドとなったことだ。

http://www.robinguthrie.com/discography/category.php?id=4

バンド名のViolet Indianaは特に深い意味がこめられたという話は聞かない。人の名前で語感がよさそうなものを選んだのではないかと推測している。

Cocteau Twins以来、久しぶりにRobinが女性ヴォーカリストと組んで作品を発表するというので、とても期待してデビューシングルを購入した。

まず、ヴォーカルがElizabeth Fraserとまったく違うということが分かった。Siobhanは貫禄のある声質で、歌い方もとても情熱がこもっている。

演奏は、そのヴォーカルの魅力を最大限引き出すように、Robinの持てる感性と技術を惜しみなくつぎ込んだ感じ。ギターの音は色々なバリエーションを聞くことができる。

CDのパッケージを見ると、このシングルに関しては他のアーティストの協力について個別に書かれていない。上記にあるライブの際のメンバーが協力している可能性はある。ただ、Simonが参加していないであろうことはベースがかなり違うことから伺える。

ジャケットイメージ

UK盤。

デジパック。デザインはCocteau Twins以来の付き合いのv23。