Cocteau Twins Fan Blog

はてなダイアリーから引っ越しました。コメント等は引き継いでいます。

Cocteau Twinsについて

アルバムの紹介を一通りしたので、この辺でバンドについて紹介したいのだが、いざやろうとなると大変だと思ってしまう。

かつてのようにアルバムのライナーぐらいしか情報がないならともかく。

今ならwikipediaを見れば概要が分かるし、オフィシャルサイトのヒストリーなど読み始めたら相当細かいことまで分かる。

まああまり気負わずに思いついたことを書いてゆけばいいだろうか。

バンドのあらましは、スコットランドグランジマス出身のRobin Guthrie、Will Heggie、Elizabeth Fraserの3人が1982年にアルバム"GARLANDS"でデビュー。Will Heggieが脱退して、しばらくRobinとLizで活動。Simon Raymondeが加わってふたたび3人となり、1984年のシングル"Pearly-Dewdrops' Drops"(あるいは"The Spangle Maker")を発表。以後1997年の解散までメインメンバーは不動。

デビュー前にデモテープを作っていた時期はともかく、アルバム発表後から数えると1982年から1997年まで15年と、比較的活動期間が長いバンドといえる。

公式サイトに準じると、LPは8枚、EPは10枚以上。発表した曲は100曲を大きく超える。

非常に個性的な作品を、比較的に低い頻度で発表してきたのだが、活動期間が長かったので、多作なバンドと言えるだろう。

ほかにThis Motal Coilに曲を提供したりHarold Buddとアルバムを共作したりと、そういった活動も少なくない。他のバンドのプロデュースをして、その作品に演奏を提供したりというのもある。

バンド名についてはフランスの芸術家、ジャン・コクトーとの関連を云々されてきたが、ネットで情報が共有されるようになってから、Simple Mindsの曲のタイトルであることが定説となっている。

メンバーの関係だが、Robin GuthrieとWill Heggieは友達だった。Elizabeth Fraserとは地元のダンスクラブで知り合った。彼女はすんなりRobinたちにの音楽活動に加わったわけではなかったが、Garlandsの収録までには欠くべからざる重要なメンバーになっていた。

Will Heggieは欧州でのコンサートツアーが体力的にきついのが主な原因でバンドを離れたという。ただ、その後のバンドの音楽性の変化から考えると、求める方向性の違いによる違和感も抱いていたのかなあと推測されないでもない。

Simin Raymondeは1983年に加わった。それまでは彼はDrowning Crazeというバンドにいた。もともとCocteausのファンだったというが、4ADのIvo Watts-Russellに紹介されてバンドに加わったとオフィシャルサイトのヒストリーには出ている。今確認したら新しいメンバーで作った最初の曲は'Millimillenary'とある。

正規メンバーにドラマーはおらず、ライブでもドラム担当の機械を「4人目」のメンバーとしていた時期もあったが、曲作りに人間のドラマーに意見を聞くことはあったようであり、後にはサポートメンバーとしてドラマーやパーカッションの人(Benny Di Massa、Dave Palfreeman)を仲間にしている。ライブも初期のもの以外はドラマーがいる。サポートメンバーはほかに日本人のTate-sanとかギタリストやベーシストもいて、ライブが3人だけとか2人だけだった時期というのはあまり長くない。

バンドのメンバーで一番注目がいくところは、やはりLizとRobinの関係だろう。1990年発表の"Heaven Or Las Vegas"の収録中に二人の間に子供が生まれ、子育てをしながら1993年に"Four-Calendar Café"を発表している。ここまでは2人の関係は良好だったと推測されるし、FCCでの母親の愛情あふれる曲の数々に心が温まる。

しかし、1996年の"Mikl & Kisses"までには破局を迎えてしまい、母性あふれるアルバムのタイトルとはうらはらに、LizとRobinは別々に暮らす状況となる。なお、2人は入籍していなかったので「離婚」もしていない。

それでも音楽制作の現場では協力してやってきていたのだが、その次の作品の制作を進めるなかで、部外者には知りえないどうにもならない状況に至り、1997年にSimonによって解散宣言が発信されてしまう。

今は2人は地理的にもかなり離れて暮らしており、バンドの再結成の可能性はきわめて低い。一度話があったが流れてしまっている。これは残念なことだ。

このバンドは有名人が時々リスペクトを表明して、隠れファンが多いのものだと驚かされる。比較的最近では宇多田ヒカルがバンドについてtweetしていた。

デビューから30年も経つがバンドの主要メンバーは実はさほどの歳ではなく、RobinもSimonもやっと50になったばかり。Lizはその1歳下。まだまだアーティストとして活躍できるので、バンドの復活は望めないとしても、メンバーの今後はずっと応援してゆきたい。