Cocteau Twins Fan Blog

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Love's Easy Tears

曲目

原題

Love's Easy Tears

  1. Love's Easy Tears
  2. Those Eyes, That Mouth
  3. Sigh's Smell of Farewell
  4. Orange Appled
拙訳

愛の簡単な涙

  1. 愛の簡単な涙
  2. あの目あの口
  3. さよならのため息
  4. りんごになったみかん

解説

概要

シングルが3枚も発表された1985年の翌年。約1年が過ぎた1986年の9月1日に、8枚目のシングルとして本作が発表された。

全体に飄々とした雰囲気があり、とても聴き易い。

これ以後しばらくは、シングル独自の企画というのはなくて、もっぱらアルバムと連動した形でシングルが出るようになる。この後の独自の企画ものは"Snow"ぐらいだろう。

発売時はアナログレコードで、1991年に10枚組Box Setのうちの1枚としてCDで再版された。

リマスター版シングル集のVolume 1には4曲すべて入っていて、現在はこれが入手可能。

Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 1

Lullabies to Violaine: Singles & Extended Plays 1

各曲紹介

'Love's Easy Tears'

簡単な言葉でありながらキラっと光る、いいタイトル。私はものすごく好きだ。

「愛」と「涙」を結びつけて歌を作るのは誰でもやるだろうけど、間に'Easy'を入れてしまうところが素晴らしい。

easy tearsというのは何かの言い回しかと思って調べたが、このシングルしかヒットしないので、あまり使われないようだ。

意味ははっきりしないが、嘘泣きを連想する。

'All's fair in love and war.'とはダージリン先輩も引用していた英国の言葉だが(日本アニメーション版の『ふしぎの国のアリス』でハートの女王も言っていた)、当然嘘泣きぐらいはわけもなく正当化されよう。

'Those Eyes, That Mouth'

少しシリアスな曲。リズムが8分の6拍子。

'Sigh's Smell of Farewell'

途中で展開が変わる曲。

逐語的には「ため息の別れの匂い」といったところか。日本コロムビア盤の訳で必要十分だと思う。

'Orange Appled'

軽快な曲。果物をタイトルに持ってきたのは雰囲気にあってる。

名詞、過去分詞という配置だから「りんごにされたみかん」だと思う。それで意味は?と聞かれると困るのだけど。

ジャケットイメージ

日本コロムビア

日本版Box Setに収納されていたもの。